生産者訪問@内山園芸さん
広大な耳納連山を望む豊かな自然が広がる福岡県久留米市田主丸。
植木・苗木のまちとして盛んな田主丸で、以前より華もみじと長いお付き合いをさせていただいている「内山園芸」さんに、華もみじフルメンバーでお邪魔してきました。
内山園芸さんは主にオーストラリアや南アフリカ原産のネイティブ系プランツを育てていらっしゃる園芸農家さん。全国的にもとても有名な農家さんなので、これまでみなさんも華もみじやその他園芸店等で、内山園芸さんの苗を目にされたことがあるかもしれませんね。
実は華もみじで内山園芸さんから苗を仕入れた際に、送ってくださった苗とともにこんな素敵なPOPを入れてくださっていて。丁寧に作られた手書きのPOPに味わいとあたたかみを感じ、どんな素敵な農園なんだろうと前々から気になる存在でした。
今回実際にお邪魔して感じたのは、POPから感じられたあたたかみがあふれる素敵な農園でした。
華もみじから車を走らせ約40分、カッパの銅像を横目に見ながら青々とした山の麓に向かって進んだ先に内山園芸さんが見えてきました。雨季の中のわずかな晴れ間に恵まれ、まさに見学日和。心地よい陽射しと鶏糞の臭いをも心地よく感じてしまうほど穏やかな風が吹いておりました。
ハウスで迎えてくださったのは内山輝亮さん。マスクで顔が覆われつつも感じる温厚なお人柄。まさに御一行様いらっしゃ~い状態の圧つよめな私たちを、怯えることなくあたたかく迎えてくださいました。
ひとつひとつ丁寧に植物のことを教えてくださいました。
ゴンフォスティグマ シルバーウィル
ひとつの苗でもかわいらしいのにこれほどの数が整列した姿は圧巻かつ幻想的です。
見慣れたイソポゴンより小さいサイズ。
内山園芸さんではお客様の需要にあわせて、さまざまなサイズに育てられていました。
粒おおきめのジューシーそうなブルーベリー。実の数がすごい‼おいしそう‼
半日陰が好ましい植物には遮光の対策を。
植物にあわせて温度管理など徹底されているのですね。
葉の裏が赤い “セイシボク” など珍しい植物がたくさん。
日々花色が変化していく “ハニーゴールド” に “桃スウィート”
見ているだけで穏やかな気持ちになれました。
そしてたくさんの苗をご紹介いただくなかで、私たちのこころを釘づけにしたのがこの “ウォレマイ ・パイン” という植物。
生きた化石と言われるほど希少な存在で、別名「ジュラシック・ツリー」と呼ばれているそうで。まさにジュラシックパーク!
そんな希少な植物がどのように発見され、どのように遠く離れた田主丸に行き着いたか、とても興味深いお話も伺えました。
“化石でしか残っていないであろうと考えられていたこの植物が、オーストラリアのウォレマイ国立公園内にある渓谷で専門家により奇跡的に発見され、それが世界でオークションにかけられて…” ということらしいのですが。約1億5千万年前~2億年前の現存する最古の植物の発見となったのだとか。。いや〜そんな植物が目の前にあると考えただけで胸が高鳴りました!
この子たちを華もみじ店頭で見られる日も遠くないかも…?
ゴムフォスティグマ、バンクシア、リューカデンドロンなどなど、、まるで呪文のように、聞いたことのない名前をたくさん浴びてまいりましたが、素人目にもわかったのはどの植物も本当にイキイキしているということ。何万ポットにもおよぶ内山園芸さんの植物たちが、まるで内山さんの我が子のように見え、たくさんの愛情を注がれているのが植物たちのお顔から感じ取ることができました。
これからグリーンが盛んな時期になります。内山園芸さんの苗もたくさん華もみじに並ぶ予定ですので、ぜひ皆さん楽しみにしていてくださいね!
最後になりましたが、今回お忙しい中あたたかく迎えてくださった内山園芸の皆さん、ありがとうございました。
(つうしん部 よっしー)