お仕事体験の様子@福岡本店 おみせ部
こんにちは。華もみじスタッフのよっしーです。
今回は、アトリエ華もみじにて新しくはじめた取り組みについて少しご紹介させていただきます。
華もみじのお仕事体験
皆さんに “華もみじをより身近に感じていただきたい” という想いから、この5月より日々のお仕事を体験していただける『お仕事体験』という機会を設けることにしました。
一見華やかな印象のお花屋さんも、日々の水仕事や力仕事といった地味な作業の上に成り立っています。だからこそお客様の笑顔に繋がった時に得られる幸福感、そしてまた、ただの花屋じゃない華もみじの仕事ひとつひとつに注ぐ想いを、日々のお仕事から感じていただけるよい機会だと思っています。
第一弾は[福岡本店 おみせ部]でのお仕事体験。
5月〜7月の3ヶ月体験コースと、5月の1ヶ月体験コースを設け、華もみじディプロマ生へ募集をしたところ多数のご応募をいただき、先着順にて5月はこちらの方々に体験していただきました。
3ヶ月体験コースにご参加いただいた、横江 千晶さん
長年勤められた職場を定年退職し、時間があるこの機会に「実際にお花屋さんの大変さを体験してみたかった」と、3ヶ月コースにご応募いただきました。
1ヶ月体験コースにご参加いただいた、山田 喜美代さん
「いつか花のある癒しの空間のお店を持ちたい」という想いを抱き、ご参加いただきました。
おふたりにはこの1ヶ月間 週2回のペースでご参加いただき、主に花苗の手入れや水やり、値札つけ、清掃など、あらゆることをお手伝いいただきました。
お仕事体験で得られたものとは?
1ヶ月間のお仕事体験を終えられた山田さんに、華もみじのお仕事を体験された感想を伺ってみました。
「やっぱりこの空間がいいよね〜」と。
これまで転勤の多い旦那さんについて一緒に各地を転々とされてきた山田さんは、移り住んだ先々でたくさん習い事をし、数年前福岡へ移りブリコラージュフラワーに出逢いました。
今回もまたいつまで福岡に居られるかわからないし、趣味でと気軽な気持ちではじめたディプロマレッスンだったけれど、なかなか納得するものができないからのめり込み、レッスンで一緒になった方々がはっきりした夢や目標を持つ姿に影響を受け、気づいたら“いつか自分も…”という想いが芽生えていたそうです。
「自然と自分の中にもアトリエという選択肢が上がってきた。でもアトリエだと本当に情熱がないとできない。そう思ったら、自分の中でなんか違うかもと。」
アトリエ?それとも花カフェ?自分はどうしたいんだろう。。
はっきりと自分の意思が固まらぬまま、ディプロマ卒業から半年以上が過ぎていたころ、お仕事体験募集の記事を見つけ参加することに。
「体験初日でわかった。あ、わたしアトリエじゃないって。傷んでいくもの、管理、、そこまではいい。わたしはやっぱり空間。」
これまで習い事をたくさんしながら色々なものを見てきたし、色々なスキルを身につけたし、様々な空間に身を置いてきたからこそ提供できるもの。
「花のあるカフェで、お茶や自分が作ったランチとか、ケーキをちょこんと出して、目で楽しめる、食べて楽しめる空間を提供したいなと思った。」
「この体験をしたから方向性がはっきり出たなというのは自分の中である。だって、やっぱり見るだけじゃわからないなって。迷ってたから1日ではっきり出たんだと思う。」
今年で58歳を迎える山田さん。子供は手を離れ、親の介護がはじまったからこそ、自分の夢をちゃんとしようという思いが、今回の体験の目的にありました。
いずれ旦那さんが定年を迎えて自身の故郷である奄美に帰ったら、自分なりの花カフェができたらと決心がついた。
「自分の居場所は花だなって。花をやっていたらなにかあっても落ち着ける。好きな場所が必要だと思う。自分の好きなことをやるっていうのが、たぶん一番自分の落ち着く場所。自分が落ち着いて、他の人も落ち着いてくれたら一番よね!」
今回のお仕事体験が、自分自身の心と向き合うひとつのきっかけになれたのだとしたら、そんな嬉しいことはありません。山田さんのスッキリした笑顔が見られました。
福岡本店おみせ部に続き、東京タネニハ店でもお仕事体験がはじまっています。
また随時体験の様子をレポートしていきたいと思います。お楽しみに♪
(つうしん部 よっしー)