【レポート】てるさんの実践「梱包レッスン」@東京店
「ブリコラージュフラワーの発送ってどうやってるんですか?」
なんて、質問を時々受けることがあります。
宅配便として受け取ることはあっても、送ることってあまりない状況かもしれません。
卒業生の方々がそれぞれに活動される中で、作品を販売する時にどうやってお届けしようとなるようです。
そんな日頃のお悩みに応えたのが、今回の『梱包レッスン』です。
梱包のイロハを教えてくれるのは、数々のオンラインレッスンを配送してきた「てるさん」
花苗セットから1点もの、バスケットや鉢などなど。
華もみじのありとあらゆる商品を発送してきた、これまでの工夫やノウハウを余すことなく伝える内容となりました。
まずは、送る作品づくりから。
送る大きさや器の種類、植えてあるお花の状態、、、いろんな条件によって梱包の仕方は異なってきます。
実際に自分自身が送るであろう、オーダーやレッスンでよく使う器やで作っていきます。
出来上がった、作品たちがこちら。様々な形の作品ができました。
ゴブレット、横長のプランター、高さの低いもの、重い鉢、とても大きなプランターなどなど。
さて、どのように梱包していくのでしょう。
ここで、てるさん登場です!
実は午前中は秋田緑花農園のお仕事をして、午後から来てくださいました。
まずは梱包で気をつけたいポイントの説明です。
実際に作業スタート!
まずは、下準備として、ダンボールが濡れないよう防水できるシートで包みます。ダンボールの天敵はなんといっても水ですからね。
こちらは、カラー用紙でラッピングもするようです。ラッピングはかわいく飾るのももちろんですが、同時にお花を保護する役割もあります。
横長プランターのラッピングはなかなか大変そうです。
華もみじでは、あまり華美なラッピングはしません。あくまでも主役はブリコラージュフラワー。
お花を引き立ててくれるニュアンスカラーのペーパーが多いですね。
それに、かわいい鉢やバスケットに植えるので、あえて包まないこともあります。(もちろん防水はしますよ)
こちらは、めぐさんによるラッピング指導。実はめぐさんも数々の梱包をされてきたのです。しかもめっちゃ早い!
さて、入れる準備ができたら、ダンボールの選びです。これが一番難しい!
作品を見ながら、どのダンボールが最適か考えていきます。大きすぎず、お花を傷めることなく、安全に。。
気を付けるポイントは多々あります。
「これはどんな大きさの箱に、どううやって入れる?」
とにかく、自分の頭で想像していきます。
作品の高さとダンボールの高さの見極めは大事ですね。
もちろん、はみ出してもいけないし、高すぎても箱が大きくなり配送料が高くなる可能性があります。
途中からこんな感じでわちゃわちゃです(笑)。
まるで大人の工作教室のようです。東京店が広くて良かった。。。
既存のダンボールのサイズで対応できない時は、切ったり、つなげたりと工作をします。
なるべく、無駄なく最小限の資源で。
こちらはみんなで相談中。どうやって、どこを切れば収まりが良くなるかな。
こちらは横の空気穴を開けてるところ。
植物も呼吸をしているので、狭いダンボールの中にずっといると、元気がなくなってしまうことも。
途中、リクエストがあって、胡蝶蘭の保護の方法をレクチャーしてくれました。
このてるさんの胡蝶蘭の包み方はほんときれいで、惚れ惚れします。
最後は少し時間があったので、リボンの作り方。
お花だけでもキレイですが、ちょっとお祝いや豪華に見せたい時に作れると便利です。
てるさんが作ってると簡単そうに見えるのですが。。。
1回ではわからず、手元を見つつ、みなさん何回も練習されてました。
ほぼ1日かかりだった「梱包レッスン」でした。
普段の作品を作るのは全く違って、段ボールをとカッターとガムテープに格闘するみなさんでした。
実際に梱包した段ボールを送った方もいらっしゃいますが、無事に届いてるでしょうか。
ブリコラージュフラワーと同様に、梱包のやり方も絶対にこれで大丈夫!という方法はなく、危険を予測して最大限の対応をするにつきます。
配送事故を防ぐポイントや良い状態でお届けるするにはどうする?といった工夫をみんなで共有できて、よい会となりました。