二十四節気と花のある暮らし「白露」
1月7日に七草粥を食して一年の無病息災を祈願する「春の七草」はよく知られていますが、「秋の七草」があることをご存知でしょうか?恥ずかしながら私は秋にも七草があることを最近まで知りませんでした。
秋を代表する七つの草花は、晩夏の頃から咲きはじめるものが多く、ハギ、オバナ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウ。秋の七草といっても、最近ではあまり見かけなくなった草花もちらほら。春の七草とは意味合いが異なり、その美しさを目で見て楽しむ意味合いがあります。私にとってはコスモスやヒガンバナ、そして秋色アジサイの方が身近で秋らしさを感じられます。
季節は「白露」を迎えました。この節気の名が示すように、朝方には葉や草に露が白く降り、秋の深まりが一層感じられます。暑さが落ち着いてきたら、自然の中へ秋の草花を探しに出かけてみませんか?
はな暦
【ジニア】
メキシコ中心の南北アメリカ原産で、暑い時期にカラフルなキャンディーのような色とりどりの花を咲かせてくれます。初夏から晩秋まで次々とお花を咲かせてくれるので、和名では百日草(ヒャクニチソウ)と呼ばれるほど。
長く楽しませてくれるので、仏花や花壇を彩るお花としても活躍しています。
日本には江戸時代末期に伝わり、品種改良が盛んに行われました。お花もかわいらしいポンポン咲きから華やかなダリアのような大輪まで、バリエーション豊かです。
ジニアは、日当たりと風通しの良い場所で育てます。夏の暑さには強いですが、乾燥しすぎると花が小さくなってしまいます。庭植えであっても葉がしおれるようなときは、たっぷりとお水をあげてくださいね。長雨に当たると病気が出やすいので、鉢植えであれば、梅雨時期に軒下など雨が当たらない場所へ移動させます。
庭植えの場合は、泥のはね返りを防ぐためにマルチングをするのがおすすめです。
はなあしらい
サルビアなど秋の植物と合わせて。丸いポンポンのジニアが優しい色合いに浮かびます
マリーゴールドとブラキカムでシンプルなリースを圧巻の美しさ
この時季のおすすめ商品
オーナメント
リス
¥3,300
アラログ プランタースタンド
ロング L
¥7,700
ダマスクボウル[グレー]
¥5,280
ラスティ・ウォールラック L
¥10,890
\編集部通信/
季節を束ねる
華もみじ福岡本店を拠点とする編集部が、身近な草花で思い思いに花あしらいを楽しみます。
今回はちょっぴり風変わりなものを。こちら何だかわかりますか?
この角は福岡県田川郡から大分県中津市にまたがる英彦山(ひこさん)の山中で、おみせ部スタッフもとやんのお父様が拾ったものなのです(驚!!)鹿の角は時期になるとポロッと落ちるんですって。
もとやんがお店に持ってきた角を見た小森先生がチャチャーっと作っておられました。ブラボー!
\編集部通信/
旬のもの
今回は、暑さで疲れたカラダをスッキリさせてくれそうな「フレッシュハーブビネガー」をご紹介!
お店のガーデンに生えていた3種類のハーブ(ローズマリー、ミント2種)を入れてみました。
作り方はとっても簡単♪
1.フレッシュハーブをサッと水洗いし、キッチンペーパーなどで水分を拭き取る。
2.消毒した瓶にハーブを入れて、完全にハーブが浸るまで酢を加える。
3.直射日光が当たらない場所で1週間ほど漬け込む。
4.いい香りがすれば完成♪ 香りが弱ければハーブを足して。
ハーブビネガーにオリーブオイルを足してサラダにかけたり、揚げ物や焼き魚にかけてもおいしいです。
お好みのハーブを組み合わせて、ぜひ作ってみてくださいね♪