『ラナンキュラス・ラックス物語』vol.1
〜誕生までの秘話〜

まさに可憐という言葉がピッタリな『ラナンキュラス・ラックスシリーズ』
この艶やかな装いの花、ご存知の方もいらっしゃると思いますが “ラナンキュラス” の一種なんです。
ピカピカと光り輝く花びら、高身長のわりに茎が太くしっかりしていて、カラーバリエーションが豊富なことなどから、近年密かなブームとなっています。
心つかまれる魅惑の花
華もみじでは例年この時期にラックスを入荷しているのですが、今期も入荷してからというもの毎日のように「あら素敵!なんていうお花?」「珍しいわね~お名前は?」と足を止めるお客様が多く、ひときわ“気になる存在”のようです。
生産者の秋田茂良さんに聞いてみました
今回はそんなラックスの魅力や知られざる生態、店頭だけではわからない面白さについて探るべく、ラックスをはじめ100種類以上に及ぶ花苗を生産されている東京の多摩地区東部、東久留米市にある花の生産農家、秋田緑花農園の秋田茂良さんにお話を伺いました。

▲秋田緑花農園の秋田茂良氏
何が良いかと言えば、まず花が綺麗です。花弁に独特の光沢があってピカピカしています。そして強いというのも特徴の一つ。
ー どのような特徴がありますか?
通常ラナンキュラスは5月下旬くらいに温度が上がってくると休眠するために地上部が枯れてきます。そしてそのままにしておくと日本の夏では地中で球根が腐って無くなってしまいます。ちなみに自生地は標高の高いところにあるために好きな温度帯が5℃~15℃くらいだと思われます(すいません僕の自論です)。
また次の年も楽しむためには、夏の間「球根」を掘り上げるなどして乾燥させて腐らない様にして、温度が下がってきた10月下旬ころ再び土に植えて芽を出すことをすれば良いのですが、なかなかそこまでは出来ませんよね。
そこで現れたのがラックスです!植えっぱなしで日本の夏を越え、次の春にまた綺麗な花を咲かせてくれるんです。

ー 秋田さんのラックスとの出会いは?
僕が最初この花に出会ったのは4年程前の銀座ファンケルで行われていた催事だったと思います。僕は生産した花が少しずつ町を彩っていく事を目指しているのですが、ラックスの特徴を聞いた時、道々に植えられたラックスが毎年花を咲かせてくれる風景が想像できてとても興奮しました。
当時、これは「生産するしかない!」と思い、ラックスの育種生産をされている宮崎県の綾園芸さんにお願いして苗を分けて頂けることになったのです。これも縁と言いますか不思議な巡り合わせで、パンジービオラの育種でお世話になっている同じ宮崎県のアナーセンさんのご紹介があってこそだと思っています。
人と植物と色々な縁で結ばれているんですね。

とても素敵なお話を伺えました。
冬から春にかけて見頃のラナンキュラス・ラックス。ぜひ皆さんもラックスをお家に取り入れてみませんか。きっと春風とともに素敵なご縁を運んできてくれるはず。
(編集部 よっしー)